ここにも春待つ人・・・榎陶房

2013 03 21
陶房1
ここは若柳萱刈窪。

裏手にある作業場をのぞくと
趣のある薪ストーブに茶釜がかけられています。
さまざまな道具、丸太いす、作業台、
そしてたくさんの陶芸の作品。

寒い冬を越し、やっと春らしい陽射しが差し込むように
なってきた3月。
以前『榎さんの陶芸』でご紹介した榎陶房さんに
お邪魔し、作陶の様子や今後の予定などを伺ってきました。
昨年秋に朝日TV人生の楽園でcafeを営む陶房として、榎陶房とcafe萱刈窪が紹介されました。
その後のcafe萱刈窪は予想以上の大混雑。そして榎さんの陶芸作品、
現在も注文いただいたものの制作に忙しそうでした。

素焼きを待つ作品の中にわんちゃんのモチーフのカップを見つけました。
モデルは犬の「ダイちゃん」、cafe萱刈窪二代目看板犬になるべく特訓中です。
彼は
このダイちゃんカップは大人気商品。
この眠そうな(寝てる)目がダイちゃんの特徴なんですって。

冬の間も作陶は続いていました。
カップやお皿などが沢山並ぶ作業場、乾燥中のものや素焼きをまつ作品の中に、
ねこちゃんも発見。こちらは招き猫。お魚をくわえてご満悦です。
陶房3 陶房4
夜間は凍結防止のために乾燥中の作品を全てしまうそうです。
寒い冬は多くのご苦労があるんですね。
陶房5
だからこそ、春を心待ちにする想いと春を迎えた歓びはとても大きなものになるんだと思います。
陶房6
これらの作品は、これから素焼き→釉薬をかけて本焼と続きます。
一朝一夕ではできないもの造り。それだけに大切に手にとりたいものですね。

榎陶房さんのHP→http://www5b.biglobe.ne.jp/~enoki/index.html
陶芸作品についてはこちらのHPからご覧下さい。

cafe萱刈窪のオープンは4月の後半になるそうです。
近くなりましたら、胆沢まるごと案内所ブログでも
お知らせしたいと思っていますので、もう少々お待ち下さい。

さをり織りのあったかマフラーが素敵O(≧▽≦)O

2012 11 30
木枯らしに吹かれて、寒い寒いと背中を丸めて歩いていますが、
そんなときはさをりのマフラー、襟元をあっためると体もポカポカしてきます。
さをりマフラー・素敵な色合い
素敵な色合いのマフラー、
さをり織りで作られています。

さをり織りは、張った縦糸に横糸を
一段一段織っていくもの。
縦糸と横糸の出会いで起こる
おもしろい色合いや柄が
なんともいい感じです。

さをり織りをしているところを
ひとめ見たくて、
社会福祉法人胆沢コスモス会
コスモスの家にお願いし、
近くのさをり織りの工房に
案内していただきました。
さをり糸2

さをり糸1
織り機が並び、思い思いの横糸を織っていく。
縦糸を1本1本、織り機に通す細かい作業張られた縦糸に、
思い思いの横糸を織っていきます。
そこにルールはなく、配色には個性が光ります。
交差という技術を用いて、
違う色や違う素材の糸を織り込んだりすることで、
その織りに表情が生まれます。
作る物によって縦糸の長さを考え、はかり、巻き、セットし、横糸も巻いて、やっとトントン(エッ、はしょりすぎ?)
寒くなる時期には、毛やウールのマフラーや小物、
春秋は綿や麻で織られるものの注文が多いそうです。
そして、コスモスの家のさをり織りの製品は全国から注文を受けています。
まめねこ
がまがま
人気のまめねこ・がまがま、そして夢ゾー財布や猫財布、
さをり織りの布を型紙に合わせて裁断、ミシン縫いやファスナー付け等、
全てコスモスの家、さをり班で作られています。
さをり班のみなさん
この日迎えてくれたのは、まりさん、ようこさん、まちこさん、みねさん。
みなさん楽しそうにさをり織りに取り組んでいましたよ
みなさん、ありがとうございました
これからも素敵なさをり製品作ってくださいね

コスモスの家のさをり織りは
水沢区のメイプル2F
現代手織教室 さをりひろば『こすもす』でもご覧いただけます。
お気軽体験コースや織り人教室コースなど、
自分でもさをり織りをやってみたい、作ってみたいという方の為の
体験コースもあるそうなので、是非体験してみてください。
詳しくはコスモスの家にお気軽にお問合せ下さいね。

社会福祉法人 胆沢コスモス会
023-0401岩手県奥州市胆沢区南都田字小十文字339-1
0197-46-3138(兼FAX)
コスモスの家では様々な授産事業が行われています。
詳しくはこちらから→http://www5.ocn.ne.jp/~kosmosie/index.html
さをり織り製品紹介のページもあります

榎さんの陶芸

2009 07 19
若柳萱刈窪に、榎さんご夫婦が越してこられたのは2006年7月。
築100年という古民家を住み良い環境に整えて
自宅で陶房を開いています。
P1000886HP.jpg

並べられたカップやお皿には、とんぼ、葉っぱ、刺し子のモチーフが
落ち着いた色合いの中にしっくりとほどこされています。
P1000881HP.jpg P1000882HP.jpg P1000883HP.jpg
お庭には、『ときめきの窯』と名付けれた窯がありました。
手作りのこの窯は、上の青鬼さんが燻製用、下の赤鬼さんがパン焼用。
手作りの窯で焼く手作りのパンや燻製は、きっと特別に美味しいことでしょう。
P1000889HP.jpg

昨年の岩手宮城内陸地震では多くの作品が被害をうけたそうです。
まだまだ復興の途中、、本格的な活動はもう少し先になりそうと言う事でした。
本格的が活動開始を楽しみに待っています。
そのときには、またご紹介したいと思います。

画像の陶芸品は 榎美佐子さん の作品です。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~enoki/index.html←榎 陶房さんのHPです。
 | HOME |