母から娘へ・・・伝え続くハム作り

2013 12 18
胆沢区小山字柴山にある鈴木さんのお宅で、12月14日・15日と
2日間にかけてハム作りが行われていました。

このハム作りは昭和56年に鈴木さんのお母さん世代から始まったものなんだそうです。
お母さんの世代から娘さんやお嫁さんに伝えられ、代々この味を守ってきたんだと教えてくださいました。

昭和56年から始まったハム作り・・・今年でなんと32年!!
元は農協婦人部の会で、添加物を一切使わないものを作ろうと言うことで
ハム作りの講習会が行われたんだそうです。

無添加で安心・安全なものを子供達に食べさせたい!!と言う
お母さん達の子を思う気持ちから始まったハム作り・・・
32年経った今でも、味も気持ちも変わらず母から子へ受け継がれ続けています。
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ハム作りは毎年、春先と冬の年2回行われるんだそうです。
毎回大量のハムを作るため、冷蔵庫入らずのこの時期が適しているためなんだとか。

今回作られるハムは、なんと40㌔!!
1本1㌔のハムを40本作るんだそうです!!
近所にお住まいの従姉妹やお嫁さん、お友だちが集まり、この量を総勢4人で作ります。
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ハム作りは、生肉を32年間伝えられてきた特製ダレに10日間ジックリ漬け込むことから始まります。

10日間ジックリ漬け込み味のしみ込んだ生肉を、ハム作り専用のフィルムに巻きます。
その上から手ぬぐいを巻き、更にたこ糸でキツク巻いていきます。
この時使用する手ぬぐいや、たこ糸も32年間大切に使われ受け継いだものなんだそうです。
物を大切に使い、次の世代に残すお母さんたちの愛情がここにも感じられます。
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そして、このたこ糸を巻く作業・・・見た目以上に大変
たこ糸をキツク巻かないと、完成したときにハムの形が崩れてしまうんだそうです。
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たこ糸を巻くのが、力と根気のいる一番大変な作業なんだと皆さんおっしゃっていました。
40本ものハムを巻くため、繰り返しこの作業をしハム作り一日目が終了となります。
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2日目は、昨日巻いたハムを燻製にします。
40本全てのハムを吊るし、桜のおがくずでいぶしていきます。
いぶすのに桜のおがくずを使うのは、お母さん達のこだわり!!
香りが良く、一番美味しいハムが出来るコツなんだと教えてくれました。

そして、この燻製機も勿論受け継いだもの。
ハム作り専用に、特注した自慢の燻製機です♪
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燻製中は温度を40度に保ち、4~5時間ひたすら火を絶やさずにハムをいぶしていきます。
温度を保つのが難しく、一日がかりでこの作業をした時もあったと話してくださいました。
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いぶされたハムは、最後にこの大きな鍋で煮るんだそうです。
70度~80度のお湯で1時間ほど煮てハムの完成となります。
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時間も手間も沢山かかるけど、やっぱりこのハムが一番美味しい!!と皆さんおっしゃいます。
美味しいからこそ、母達から教わり自分達も作るんだと・・・

32年間伝え続けられた母の味
伝え続けたい味と母の思いが沢山詰まったノートは皆さんの宝物なんだそうです。
自分達の娘へと伝え続けたい、大切な大切な預かり物だと。
251214ノート
母の思いは、長い月日が経った今でも次の世代へと受け継がれ続けています。

これからもこの味を、母の愛を娘さん達に、お孫さんたちに伝えていただきたいと深く思いました。
完成したハムは4人で分けて、各自冷凍保存。
家族みんなが楽しみに待っているんでしょうね♪

母の愛は大きく偉大なものだと改めて感じた2日間
皆さん2日間ありがとうございました。

供養塚 八雲神社の鳥居新調のお祝い

2013 12 15
若柳供養塚にある八雲神社の鳥居が新調され、このほどお清めの神事が執り行われました。
鳥居は代々この神社を管理してきた千葉さんによって新調されました。
131210八雲神社鳥居奉納2ココは供養塚のシンボル的存在
市指定天然記念物のシロヤナギや
観音様が祀られ、
一字一石供養を行い築いた塚であると
伝えられています。
古くなった鳥居を新調し、
今後も供養塚が安心して
暮らせ地であるよう
神様のご加護をお願いしました。
131210八雲神社1

131210供養塚案内板1
管理者である千葉さんは奥様の実家が供養塚で合ったため、震災後移り住みました。
それ以前の気仙沼の家は先の震災による津波で流されてしまったそうです。
その悲しみを乗り越え、また鳥居を新調したこの竣工祭を期に
心新たに胆沢の地で末永く元気に暮らせるよう、祈っていました。

小野寺延吉一座によるチンドン屋と相撲甚句の奉納もあり、地域の人々も一緒に
新しくなった鳥居のお披露目をお祝いしていました。
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オーライ!ニッポン大賞 グランプリに輝くおうしゅうグリーン・ツーリズム推進協議会

2013 12 13
さる11月8日(金)都内で行われた表彰式、
これは都市と農山漁村を往来(オーライ)し、双方の生活文化を楽しむこと、
それによって日本が健全になることを目的としたオーライ!ニッポン会議の表彰式で
このオーライ!ニッポン大賞グランプリに輝いたのが、
おうしゅうグリーン・ツーリズム推進協議会です。
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同協議会の村上寛会長と理事の佐々木愛子さん、賞状と記念のトロフィーを受取り喜びの一枚

おうしゅうグリーン・ツーリズム推進協議会は奥州市・平泉町を活動エリアとし、
登録農家数214件、年間を通じて教育旅行等を受け入れています。

受入農家さんの家に3人~5人くらいの生徒さんが寝泊りし、農作業の手伝いや家事を通じて、
農村での生活を体験します。
作業はさまざま、種まき、草取り草刈り、田植え、苗の管理、野菜の収穫、稲刈り、子守、
食事作り、おやつ作り、それぞれの農家で必要とする仕事を手伝ってもらいます。
その家族一緒に行う作業、食事等を通じて、お米や野菜作りといった農業のこと、
また、家族のことなど考える機会にもなっているようです。
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体験旅行を受け入れる農家の皆さんの大きな原動力のひとつとなっているのは、
訪れる生徒さんとの出会いの中でうまれる多くの感動だと言います。
2、3日間の滞在の中、自分の子のように、孫のように、生徒さんを見守るなかで、
生徒さんが輝く笑顔をみせた瞬間、真剣に作業に取組む表情、
ふとした拍子に見せる思いやりの心などに触れることがあります。
別れの時は、どうかこの子達が自分の家に、学校に戻っても、この笑顔を、優しさを、
素直に出して、そして輝き続けて欲しいと、祈る気持ちで元の場所へと送り出すそうです。

喜びと淋しさとを心に同居させ、体験旅行の生徒さんを見つめ続けてきた受入農家さん、
この活動は、旧衣川村で昭和63年に最初の受入を始め、その後、他地域に広がり、
25年の歳月が流れました。
今回の受賞は奥州に滞在した沢山の生徒さん・学校さんとともに受賞したグランプリですね


食の安全や農が見直され始めてきたことや、平泉の世界遺産登録、あまちゃん効果等
岩手県が全国的に注目されることも多くなってきました。
大きな震災を体験し、人との繋がり、家族の大切さも改めて実感されてきた昨今、
グリーン・ツーリズムの需要も増えてくることが考えられます。
おうしゅうグリーン・ツーリズム推進協議会では受け入れ農家さんを随時募集しているそうです。
詳しくは奥州市観光サブサイト→おうしゅうグリーン・ツーリズム推進協議会 からご覧下さい。

胆沢まるごと案内所でも、グリーン・ツーリズムで訪れた生徒サンの様子を取材し、
このブログでUPしてきました。コチラもご覧下さいね。
→胆沢まるごと案内所 カテゴリ→グリーンツーリズム

おうしゅうグリーン・ツーリズム推進協議会さま、グランプリ受賞おめでとうございます
今後も受入農家の皆さん、そして生徒さんを追っかけますので、どうぞ宜しくお願いします。 

鹿合のオショレンジさま

2013 12 11
胆沢区若柳鹿合(ししあわせ)に『オショレンジさま』と呼ばれているお堂があります。
131204オショレンジさま1

お堂の管理者は「子養観音堂」と呼ぶそうですが、
一般に「安産の観音様 オショレンジさま」と呼ばれ、本尊は木造子養観音で、
松林地蔵といって子供を抱いた像であるそうです。
131204オショレンジさま410㎝程度開いていた扉から
のぞくとお堂の中には奉納された
小枕がたくさんぶら下がっています。
これは安産のお守りと考えられます。
胆沢町史【町内に見られる神仏信仰】 
【堂塔及び石碑に見られる民俗信仰】の箇所に
次のように書かれています。
・・・また観音堂が多くあるのも
十三仏思想によるもので、
神社や社堂内をのぞいて見ると、
色もさめた小さい枕が積み重ねておかれている。
これは「お産の時、枕を一つ借りてこの枕を握り、
全身汗して一心にようやく無事お産ができた
心から感謝をこめて一つ新しく作り、
二つにして返した昔の、
産婦人科医もいない、金も無い貧しい生活に、
神仏にたよった姿」がのこっているのである。・・・

とありました。
このように記載されていることから、
胆沢区内には他にも小枕が奉納されているお堂があることがわかります。

安永四年十月二十三日付棟札に「松林寺」とあり、『しょうりんじ』が変化して
「オショレンジさま」と呼ばれているのかとも考えられます。

敷地内には、雷電塔があります。
案内板が汚れて見えにくくなっているので、記載されていることをそのまま記します。
雷電塔
雷を神格化した神で、水神であり、
そこから作神さまとしても信仰されました。
町内では、三十一基のうちで最も古く、
文化十三年の建立となっています。
耕地整理前は、雷の落ちた場所は水田のなかであれ、
そのまま保存されていたそうです。

131204オショレンジさま2

若柳鹿合のオショレンジさまという不思議な名前のお堂。
様々な神が人間の生活のいたるところに鎮座ましまして、祈りの対象となり、
また神に祈るしか術がなかった時代の人々を思うとせつなくもなりますが、
その時代の神々は今どこで何を思っているのでしょう。
今もまだ静かにそこに佇んでいるのでしょうか。
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村上さんは漬物名人 !!

2013 12 06
JA岩手ふるさと主催の『岩手F-1(ふるさとNo.1)グランプリ~漬物大会~』が
先月、11月24日(日)水沢区真城の産直来夢くんで開かれました。

胆沢区・前沢区・金ヶ崎町の各農家の皆さんが自慢の漬物を出品し
全15点で味を競い合いました。

来場者の方々が試食しながらお気に入りの味に投票し、投票総数で順位を競います。

そこで、見事2位に輝いたのが胆沢区若柳にお住まいの 村上 たつ子さん です。
村上さん、おめでとうございますo(>∀<*)o
25124村上さん
村上さんは『かぼちゃの醤油麹漬け』を出品しました。
かぼちゃの漬物と言う珍しさと、その味に来場者の方々の舌をうならせました。

村上さんは、夏にとれたかぼちゃが今の時期腐ってしまうのが勿体ないと思った。
何か保存方法はないかと考え、長い期間保存が出来る漬物にしょうと思いつき
『かぼちゃの醤油麹漬け』を考案した。とおしゃっていました。

そんな『かぼちゃの醤油麹漬け』の作り方を今回特別に村上さんから教えていただきました♪
皆さんも是非作ってみて下さい!!
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まずは、お好みの大きさに切ったかぼちゃを塩漬けにし、重しをのせて数ヶ月置いておきます。
塩漬けにすることで、かぼちゃが軟らかくなるんだそうです。
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塩漬けにしたかぼちゃは、塩が完全に抜けるまで水につけ塩抜きします。
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こちらは、甘酒。こうじに水を入れ炊飯器で保温したものです。
完全に塩が抜けたかぼちゃに、甘酒、醤油をやんべに入れ漬けておきます。
2~3日待てば、美味しい②『かぼちゃの醤油麹漬け』の完成となります。

完成したものがコチラ↓
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皮まで軟らかく、シャキシャキとした食感がクセになる『かぼちゃの醤油麹漬け』
醤油くさくなく、サッパリといただけます♪
かぼちゃとは思えない軟らかさ、だけどかぼちゃの甘みもしっかりと感じられる・・・そんなお味

食べれば分かる、この美味しさ!!!
ご飯のおともは勿論のこと、お茶のおともにもピッタリな『かぼちゃの醤油麹漬け』
皆様、是非お試し下さい♪

その他にも沢山の種類の漬物を作っておられる村上さん。
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まさに胆沢の漬物名人!!
村上さん、美味しい漬物ご馳走様でした♪

また美味しい漬物が出来たら、是非ご紹介させて下さいね♪
ありがとうございました!!ヾ(@^∇^@)ノ

皆さんも是非、『かぼちゃの醤油麹漬け』作ってみて下さいね (o・ω・o)ノ
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