葦名堰史蹟一般公開に向けて

2014 08 11
胆沢区小山の葦名堰は、衣川増沢から取水し、
一首坂段丘の南斜面をとおり、約1.2㎞の隧道を抜けて、
昭和40年代まで小山二の台地域の水田を潤おしてきた、
約400年前に開削された農業用水路です。
現在も衣川の一部の受益地でこの堰が利用されています。
140803葦名1
140803葦名2 140803葦名3
平成に入って約30年ぶりに、この堰の調査保存活動が始まり、
約15年の歳月をかけ衣川側の受け込み、斜坑、
胆沢側の斜坑、湧き出しの整備が整いつつあります。
140803葦名4
8月3日(日)葦名堰史蹟保存会の皆さんによる穴堰調査に同行させていただきました。

湧き出し口は、葦名堰最後の隧道の出口、崩れないように木枠が組まれています。
140803葦名5 140803葦名6
腰を屈めてすすんだ先には直径1.5mほどの管がいれられ、
その先に高さ1.8m~2m、幅は1.5mほどあるでしょうか、
↓のように掘られたトンネル部分に出ます。
140803葦名8
本隧道は約1.2㎞の長さで、受け込み口まで続きますが、
現在は通り抜けることができないそうです。
湧き出しから約50mのあたりに地上に抜ける斜坑という道が掘られています。
これは空気の対流を作り出すための役割を担う換気口のようなものらしいのですが、
ここも↓のように人が歩くことができる大きなトンネルで約60mで本隧道から地上に出ます。
140803葦名9 140803葦名10
追い立てられるようにコウモリが出たり入ったりし始めると、
奥から調査してきた保存会のみなさんが出てきました。
堰にたまった水で太ももまでつかりながらの調査でした。
140803葦名11←斜坑から少し入ったところ。
斜坑は出入り口が崩れてしまっていたのを昨年の秋に保存会のみなさんの手で整備し直し、このように立派な出入り口になっています。
来年には一般の皆さんにも体験してもらえるようにと考えているそうです。
機械もなかった大昔、このような大事業を成し遂げた先人と
それを守ってきたこの地域の人々の功績を多くのみなさんに知ってもらいたいということでした。
この後皆さんは衣川側の受け込み口や斜坑の確認に向かっていきました。

今回の調査は、葦名堰史蹟保存会(若槻会長)のみなさんによって行われました。
秋には別区間の調査も行われるということです。

葦名堰史蹟保存会の皆さんには、
これまでも堰の踏査等でお世話になっています。
↓↓↓関連記事もご覧ください。
2013-05-14 史跡・旧跡水の歴史『葦名堰』を歩く・・・




Comment

管理者のみに表示