夏の味 盆の味 

2014 08 21
綺麗な琥珀色のプルンとしたこれ、”ところてん”です。
ところてんみそ漬け1
市販されているところてんの色とは違っていますが、それは『ところてんのみそ漬け』だから。

胆沢区若柳、昭和30年代くらいまでの話でしょうか、
昔は夏になると各集落を天草売りの人が回って歩いたので、
その人から天草を買い、各家でところてんを作ったのだそうです。

ところてん作りに取り掛かる頃になると
おばあさんやお母さんから『野ブドウ取ってこーい!!』との命をうけ、
子供たちは野ブドウ探しに走るんだとか・・・
この野ブドウというのは、本当は『エビヅル』という植物のようですが・・・
おそらく凝固作用のために用いたんじゃないかとおっしゃっていました。
天草と一緒に青い実を煮るんだそうです。

そうして煮た天草を濾す際には蕨のホダを何層にも重ねて濾したものなんだとか・・・
濾し器もなかった時代、様々な工夫を凝らして作られていたことが伺えます。

そして出来上がったところてんを今度はみそ漬けにして保存食に。

みそに唐辛子とところてんを漬け、2か月ほどで全体が琥珀色に。
ところてんはみそ味に漬かり、身もキュっとしまってやや歯ごたえも強くなった感じかも。
ところてんみそ漬け2
不思議なことにこのところてんのみそ漬け、
主に若柳のある地域では当たり前に作られていたそうですが、
その他の若柳、小山、南都田地域ではあまり聞いたことがないとか。

今ではところてんを作るご家庭は少なくなったようですが、
市販のところてんを買ってきて、みそ漬けを作っているご家庭はまだあるようです。

チャンスがあったら食べてみてください。ご飯がすすむお味です。

産直いさわあぐりキッズでは夏になると手作りのところてんが販売されます。
過去記事もご覧ください。
2013-08-08産直いさわ あぐりキッズの手作りところてん

Comment

管理者のみに表示