山からの風も冷たく体も芯から冷えてきますね。
このような季節になるとエグネ・キズマのありがたみが分かるようになります。
〔エグネ〕
屋敷の北西に植えられた屋敷林・防風林のことで焼石岳から吹き降ろす強風や雪を防ぐ役割を担っています。建材となる杉や松、食料となる果樹などが主でした。

〔キズマ〕
エグネの根元には牧の塀が積み重ねられ、風よけや境界としてキズマを配しました。薪の需要が少なくなると家格や豊かさを現すものと変わっていきました。

今では、見られる場所も少なくなってきましたが、北国の寒さには必要なものなんだなと実感しています。