胆沢郷土資料館企画展『増沢塗の軌跡』開催中

2012 11 13
胆沢文化創造センター内にある『胆沢郷土資料館』では
現在、企画展 『増沢塗の軌跡』を開催中です。
期間:平成24年11月3日(土)~平成25年1月31日(木)
最後の増沢塗職人及川守男氏 胆沢郷土資料館8
民藝運動の創始者柳宗悦が昭和15年頃の日本各地の手仕事をまとめた『手仕事の日本』という本に、
増沢塗はこう紹介されています。
『・・・・誇ってよい点は塗が正直で手堅いことで、村の人たちもその名誉を瀆しません。・・・・』
面白いことは今まで商人と取引したことがなく、いずれも在家から直接注文を受けて・・・・
 これがどんなに仕事を実着なものにさせているでありましょう。・・・』
企画展では、この柳宗悦らが増沢を訪れた際の写真なども展示されています。

増沢塗で知られた衣川の増沢集落は昭和31年増沢ダム建設により、
移転・分散されました。胆沢区愛宕地区には最も多い21軒の住民が移転しましたが、
現在漆塗りに携わっているのは胆沢区若柳及川守男氏ただひとりとなっています。
最後の増沢塗職人及川氏は平成21年度卓越技能者『現代の名工』に選ばれています。
胆沢郷土資料館3 胆沢郷土資料館4 胆沢郷土資料館5
企画展は
『増沢塗のはじまり』から『漆塗の工程』や『道具の展示』、
『庶民の漆器』との関わりや『増沢の歩み』と『民藝運動との出会い』などのコーナーからなり、
増沢と増沢塗に関する興味深い品が数多く展示されています。
明治から大正・昭和・平成と受け継がれてきた奥州市の誇るべき漆器の文化について
是非多くの方に知っていただきたいと思います。この機会をお見逃しなく。
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胆沢郷土資料館は稲作を中心として発展してきた胆沢の歴史を分かりやすく展示しています。
縄文遺跡『大清水上遺跡』や日本最北端の古墳『角塚古墳』についての解説と出土品などが
展示され、人々の暮らしの様子を時代ごとに見る事ができます。
胆沢郷土資料館1
先で紹介した『手仕事の日本』のなかで、増沢の仕事がもうひとつ紹介されています。
それは雪下駄。
『・・・形が一番立派でかつ古格があるのは胆沢郡衣川村増沢のものであります。・・・』
その雪下駄も胆沢郷土資料館には展示されていました。
胆沢郷土資料館6 胆沢郷土資料館7
農耕文化、信仰、耕地開発など、胆沢の歴史にとって重要な資料が多数展示されていますので、
胆沢郷土資料館、是非一度はご覧下さい。
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胆沢郷土資料館
023-0401奥州市胆沢区南都田字加賀谷地1-1
            胆沢文化創造センター内
0197-46-2133 FAX0197-46-2135
開館時間:午前9時~午後5時(入館受付は午後4時30分まで)
 休館日:毎週月曜日 年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:一般200円、高大学生100円、小中学生50円
 ※団体(15人以上)料金あります。
http://www.city.oshu.iwate.jp/kanko/view.rbz?cd=1696
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