田植えの作法

2013 05 20
先日ご紹介した水口に祀るユキツバキ:於呂閇志胆沢川神社
そこで紹介した水口にユキツバキと笹の御守札を祀る南都田の村上健喜さんのお宅で
5月14日(火)いよいよ田植えが行われました。

5月14日(火)は「一粒万倍日」(いちりゅうまんばいび)、
毎年、農事暦のこの日を意識して農作業の日程を組んでいるそうです。

作業が始まる前に、先ずは自宅前にあるビニールハウスのなかの苗に、
米俵をかたどった赤飯3個をお供え。そっと手を合わせます。
赤飯2
赤飯1
そして田植開始。先ずは、ユキツバキの御守札を刺していた水田から苗が植えられました。

田植え前に赤飯をお供えしているのは、今ではほんのわずかの農家だけになったということです。

苗が植えられた田んぼ、苗はまだひ弱で水田におぼれそうですが、
すぐにたくましく根を張り、秋には豊かな実りをもたらします。
田植え1
水を見廻りに来たときには必ず手を合わせて拝むユキツバキと笹の御守札が
苗の成長と作業の安全を見守ってくれます。

赤飯のお供えについて
胆沢町史民俗編 第5章年中行事 第3節春夏の行事に次のような記載があります。 
○初田植の朝は、どこの家でも小豆飯かフカシ(又は赤飯)をして仏壇・神棚にあげて食べた。
○・・・・・丑持柱のない農家では、竈の前に苗三把あげ、小豆飯三個あげておがんだ。
 この小豆飯のオニギリ三個を食べると、田植中腰が痛くないといって、少しずつわけて食べた。
 (若柳香取・松原・丑転・小山大谷地方面)
○現在は田植が田植機械であるので、北丑転の加藤さん宅では苗箱の上に小豆飯をにぎって
 三個あげておがんでいる。ここ以外はほとんど実行されていない。丑持柱は家屋の中心であり、
 竈は毎日飯や食べものを煮炊きする場で、カマドの神がいるところから、
 「これから田植をするが、今年も豊作でありますように、また今年も竈の御世話になるように、
 大豊作で丑持柱を中心になんとか生活ができますように」とカマドの神に捧げ願う行事である。


皆さんのお宅の田植えの作法はどういったものですか?
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