いさわ路探訪『仙北街道の碑を辿る』開催されました。

2013 06 27
6月24日(月)『仙北街道の碑を辿る』と題して開催されたいさわ散居ガイドの会主催のいさわ路探訪、
天気にも恵まれ、6月のさわやかな風を感じながら、楽しい探訪の旅となりました。

仙北街道は明治時代まで岩手と秋田を結ぶ重要な道でした。
水沢の東上野町で奥州街道と分かれ広岡線を西へ進み、供養塚の付近から胆沢ダム付近までは
現在の国道397号と並ぶように進みます。
胆沢ダムの奥・下嵐江からは山入りと称し、奥羽山脈の越えの険しい山道となります。
山道は北上から秋田へのルートが開通すると一気に廃れ、以後通る人もなく、幻の古道と
なっていたところ、平成2年から古道をよみがえらせる活動が開始されました。
現在、仙北街道を考える会と愛宕地区センターが中心となり、
踏査活動や古道整備、秋田県東成瀬村との交流などが行われています。

いさわ路探訪では、広岡線や国道397号沿いに残る仙北街道の碑をたどりました。

仙北街道の起点を確認したあと、天文台通りの三石碑へ。
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三石碑は国立天文台の入口にあります。
この庚申塚には『右ハせんふく 左ハけわいさか』と彫られ、道標の役割も担っていたようです。

広岡線を塚の越し、国分、林福野に残る追分碑を辿りながら、バスは若柳供養塚に到着します。
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供養塚は安永風土記に記載されている経塚で、施餓鬼供養を目的につくられたそうです。
この一角には塔婆が根付いてここまで大きくなったと言い伝えられる柳もあります。
その近くに、馬頭碑があり、『右ハ水沢道 左 村道 西 市野々』と彫られています。

そして供養塚から国道397号を西へ。 
堰袋の一里塚や愛宕神社に立ち寄りながら下嵐江展望台へ向かいます。
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猿岩の向こうに奥州湖大橋、そしてその奥には栗駒山が綺麗にみえます。

弘法の枕石が展示されている下嵐江展望広場に到着。
みなさん何度かはご覧になっているようですが、
ガイドの説明がプラスされることによって、ただの石から意味ある石となって、
心に残ります。そして、次にくるときにはご自身がガイドとなり、
この石の由来をつたえることができます。130624tour7.jpg
そして周辺を散策。下嵐江から仙北街道の山入りとなりますが、
およそ500m進むと野がしらと呼ばれるポイントがあるので、そこまで踏査することに。
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野がしらには『右ハせんふく道 左ハかね山』の道標があります。
現在左に進む道は分からなくなっていますが、
ここがかね山鉱山方面へ進む道との追分だったようです。
注)下嵐江展望広場から先は許可が必要ですので一般には入ることは出来ません。

お昼はやけいし館に併設されているレストラングリーン&ホワイトで、ランチ&入浴タイム。
ごろりと横になって午後への活力を充電する参加者もおり、リラックスムード。

午後は国指定史跡大清水上遺跡へとご案内しました。
新しい看板も設置され、大規模な環状集落のイメージをつかんでいただきやすくなりました。
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焼石連峰がこんなに綺麗に見える高台に暮らした古代の人達はこの地に何を求めたのか、
そして何処へ移り住んだのか、まだまだ多くの謎を残しています。

続いて向かったのは、若柳上横沢原のたんこう浄水場。
昨年12月からは胆沢ダムから取水を開始し、現在は若柳の一部に水を供給しているそうですが、
来年には奥州と金ヶ崎の使用地域全域に浄水を供給できる予定だそうです。

まずは水をきれいにするための方法を試験的に教えていただきました。
汚い水が7つの試験管に分けられています。
それぞれに、量の違うポリ塩化アルミニウムをいれ、汚れが固まり沈む様子を見ました。
汚れた水を綺麗にするには・・・ → 帰るころには汚れがかたまり沈んでキレイな水に。
これは実験のためわざと土を入れて濁らせたもので、
胆沢ダムの水はこんなに汚い水ではありませんのでご心配なく。
胆沢ダムの水は、上流に集落や農場などがなにもないので、とてもキレイな水であるために、
浄水のための薬品も少しで済むというおはなしでした。

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水が綺麗になって、私達のもとへ届くまでの流れをとても分かりやすく説明していただきました。
そして、胆沢川上流から流れてくる水のきれいさや胆沢ダムの役割の一端を知ることができ、
私達は恵まれた土地に住んでいることを改めて実感する事ができました。
たんこう浄水場、奥州金ヶ崎行政事務組合水道課のみなさん、ありがとうございました。

こうしていさわ路探訪のスケージュールを全て終え、帰り道には
産直いさわあぐりキッズでお土産をかった一行は、無事解散場所である
みずさわ観光物産センターアテルイに到着したのでした。

参加してくれた皆さま、ありがとうございました。お疲れ様でした。
そして、ツアー開催に際して、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。

いさわ散居ガイドの会による『いさわ路探訪』は毎年6月と10月の2回行われています。
次回は秋のいさわ路探訪、どんなところにいってみようか、どんなところをご案内しようか、
ガイドの会会員もワクワクドキドキしながら企画しています。
そして、参加者が集まらなかったらどうしよう!!と毎回不安でいっぱいですが、
参加してくれる皆さんのおかげでなんとか続けてこられました。
いさわは大きな観光地ではありませんが、どんな町にも先人達の足跡があり、歴史があります。
それを知っていただくことで、我が町もすてたもんじゃないな!!と思う人が増えれば、
いさわはもっと素敵な町になっていくはずです。
そんな胆沢ファンが増えてくれることを願って、いさわ路探訪を開催しています。
今後もどうぞよろしくお願いします。
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