美しい胆沢屋敷

2013 07 31
胆沢の昔ながらの住宅は、お屋敷といっても良いほどの佇まい。

広い敷地の中に、母屋、馬屋、蔵や門が並んでいます。

母屋の東側に馬屋や作業小屋、現在馬屋は農機具等をしまう場所であったり、
車庫になっていたりします。
蔵には普段使われないものがしまって置かれているそうです。
西側にはハナレがあったり無かったり。

その家の敷地の北西を囲むようにエグネが配されています。
一般的に小山のエグネは森のように厚く、
南都田、若柳のエグネは数列の木々で形成されていると云われています。

胆沢のお屋敷は大屋根。
萱葺きの大屋根はトタン板等で葺き替えられていますが、
急勾配の屋根なのは萱葺き屋根時代の名残りでしょうか。

屋敷の前庭には畑が作られたり、木や花が植えられ、生垣がつくられたりもします。
その前庭に目隠しされて、胆沢屋敷は建物全体ではなく、大きな屋根だけがみえるのです。
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胆沢屋敷の大屋根は
ここで暮らす人々のそれぞれの悲喜こもごもを受け止め、含みとり、和らげ、
もとの穏やかな暮らしにかえしていく、そんな力を備えているような気もします。

胆沢セミナーハウスも駐車場からみると大きな屋根だけが見えます。
2013屋根3
明治に建てられた住宅を移築再生した建物で、中に入って見る事も出来ます。
2013-06-17 胆沢の応接室 セミナーハウスへようこそ!!←コチラもご覧下さい。

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このような屋敷の多くは、柱や梁が太く、木のかたちがそのまま活かされています。
何十年、それとも100年はとうに経過しているものもあるのでしょう。
胆沢の屋敷の佇まいはとても美しく、それは時代を重ねてきたからこその
落ち着きのある静かな美しさのように感じます。

家の周りを綺麗に整え、いつもさっぱとした暮らしから、家に対する想いも伝わってくるようです。
この家の人達はいつもくるくると働き、
この大きな屋根の家を守ってきたんだなぁ・・・と勝手に想像しているのです。


その家族の歴史を見守り続けてきたであろう胆沢屋敷、
これからこんなお屋敷を建てることはとても難しいことでしょう。

胆沢屋敷の美しい佇まいは大切にしたいこのまちの財産だと思います。

職人が作る木の家ネットというサイトの中に
セミナーハウスが移築、再生された様子が掲載されているページがありました。
http://kino-ie.net/genba_141.html 

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