二の台堰最終受け込み

2013 10 17
衣川葦名氏が五代、約五〇年の歳月をかけて開削した堰が二の台堰、
または葦名堰・刑部堰とも呼ばれてきました。

今回は、いさわ散居ガイドの会のいさわ路探訪『二の台(葦名)堰を知ろう!!』の下見を兼ねた
現地確認のため、二の台堰の平堰部分の踏査や最終受け込み、湧き出しを確認しました。

胆沢区と衣川区の境を縫うように走るサイクリングロードの脇にひっそりと看板が立ちます。
【葦名堰受込入口】  受込とは穴堰(隧道)の入口のことです。
131015葦名受け込み1
道路から林の中に降りて進みます。階段状にならされている雑木林から杉林に進みますが、
足元が悪いので十分ご注意下さい。長靴がおすすめ。
131015葦名受け込み3 131015葦名受け込み4
200mほど降りたところに、案内板と受け込み口があります。
昭和40年代にポンプ揚水し、上萩森→中沢溜池→二の台と水路が変更になるまで
通水されていたこの堰は、使用されなくなって約30年後の平成10年、
二の台地区の皆さんによって調査が行われその後整備、現在にいたります。
(北股地区の一部では現在も葦名堰が使用されています。)
この受け込み口からまっすぐ北に穴堰が掘られ、胆沢区二の台の五反町の「湧き出し」へ
通じます。
いったん車にのって、二の台方面へ、途中から田んぼ道を西に進みます。
その入口にも手書きの看板が。そして案内板も。
湧き出し看板1 湧き出し看板2
さきの受け込み口から約1km先の葦名堰の最終湧き出し口に到着しました。
この穴堰は、高さは高い所2m以上もあり、幅は1.5m、人が歩いて通ることが出来るほどの
大きさということです。
そして普請・水路掃除・水の番などは受益者によって約300年以上も続けられてきた
この地域の大切な仕事だったそうです。
131015葦名湧き出し1 131015葦名湧き出し2
広大な胆沢平野を潤すために、胆沢川から取水した穴山堰、寿庵堰、茂井羅堰の開削の
歴史と共に、衣川増沢から取水し、小山二の台地域を潤した葦名堰の恵沢も
後世へ伝えていきたいものです。
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